Q-info 第91号 2015年07月発行
【Qのほそ道】
Qのほそ道
もうすぐ、京都では祇園祭です♪ ということは、梅雨明けもあと少し・・
皆さんいかがお過ごしですか? シスポートは7月も元気です!!
さて、今回は「浮き貸し(うきがし)」についてです。
お客様からこんな電話がかかってくることがあります。
「棚卸してんねん! 全国のお店から(着物が)返ってきてんねんけど浮き貸し分が
合わへんねんわ~! なんでやろ?」
この瞬間、「壱Q」の頭のなかには「釣りの浮きかなんかかな? そんなことも呉服屋さんって
やってんの?」ってなことになってしまいました・・^^;
当然、違います!! ここで登場、頼りになる先輩がひと言。
「呉服問屋さんは『浮き貸し』と言って小売店さんに商品を預けておくねん。それで、売れたら
請求する、いわゆる委託販売っていう形態を取ってるところが多いねん。だから当然、棚卸しの
時は貸してある商品(着物)を全部、一旦返してもらって在庫としてカウントせなあかんわな。
返ってきた商品(着物)と貸した時に“貸したよ”って書いた伝票(浮貸伝票)が
合わへんのやろなぁ」
なるほど!! 委託販売を浮き貸しって言うんですね!
用語を理解していないと、お問合せにも答えられません・・勉強になります!
「はいはい、感心してないでお客様がなにが合わへんって言うてはるのか、ちゃんと続きを
聞いてや。」
そらそうでした・・^^;
商売ってほんとに奥が深いです。商いって言うだけのことありますね・・
また1つ、理解が深まった「壱Q」でした!