Q-info 第91号 2015年07月発行
【読者訪問】
読者訪問 第67回
お伺いした会社 昭和企業組合 ばんば中央
お話を伺った方 代表 馬場 大介 様
事業内容 食品包装資材販売業
会社の所在地 〒600-8846 京都市下京区朱雀宝蔵町12-12
[map addr=”京都府京都市下京区朱雀宝蔵町12-12″]
連絡先など TEL:075-314-5148 FAX:075-311-7503
URL https://www.machimado.com/bmb-chuo/
今回は七本松通りの中央市場の南にある「ばんば中央」さんにお邪魔しました。
飲食店や食料品店向けに食品関係の資材を販売されています。
お店に入ってまず驚くのはその品数の豊富さ。常に3,000点以上のアイテムを取りそろえ、
中央市場はもとより、市場に来られる飲食店さんなどをターゲットに販売されています。
来店して購入されるお客様が70%以上というだけに、品数の豊富さが魅力になっている
のでしょう。
同社には兄弟会社にあたる株式会社ばんばという会社があり、そちらが
スーパーなどへの卸を担う外商部門として機能し、同社が小売を中心とした
店頭販売部門として棲み分けされています。
飲食店や食料品店をターゲットに包装資材などを専門に販売している会社はそんなに
多くなく、京都で4~5社くらいだそうですが、価格競争も激しく、価格以外で如何に
差別化するかがポイントだとおっしゃいます。
食品関係の資材はネット通販でも買えることから、“来て、見て、触って”
買っていただけることをアピールポイントにして店頭販売に力を入れておられます。
馬場社長とは1年前に、生命保険会社が主催している異業種交流会の立食懇親会の
席上で、名刺交換し言葉を交わしたのが最初です。いろいろなお話しをする中で、
掛売の顧客に対する請求書の発行や在庫管理を一元的にやりたいというニーズが
あることがわかり、それならばと弊社のシステム担当者と後日お伺いして現状の
お話しやおやりになりたいことなどをお聞きしました。
店頭販売が70%ほどを占めるとは言うものの残り30%ほどは掛売で、
店頭売りはポスレジを使って入力し、掛売は市販の販売管理ソフトを使って請求書を
出しておられるとのことでした。ポスとパソコンの二つのデータが連携できておらず、
売上集計や在庫管理も手作業でしなければなりませんでした。
そこで、ポスレジとパソコン(弊社の販売管理ソフト『はんばいQ』)との連動を
ご提案しました。
『はんばいQ』はニーズに応じてカスタマイズ対応できることから、ポスレジとデータを
連係させることができるように手を加えました。その結果、店売りは従来通り店頭で
ポスレジで入力し、掛売は『はんばいQ』に入力。
そして、業務終了後にポスレジから売上データ等をパソコンに転送してデータの一元化を
図り、売上集計はもとより在庫管理もできるようになりました。
いずれは京都にとどまらず他府県にも進出したいとおっしゃる馬場社長。
ネット通販や価格競争に負けず、“来て、見て、触って”買える店頭販売の良さを
活かして発展していただきたいものです。
帰りがけに、油の酸化を遅らせてフライヤーの油を長持ちさせることができる新製品
『油ながもちくん』というセラミックのボールが最近注目されている商品だと
お聞きしました。
ご興味のある方は一度HPを見てみて下さい。
(http://www.abura.kamatani-chubo.co.jp/)