実務に合った販売管理・生産管理のシステムで業務効率の改善をサポートします!

京都府京田辺市河原平田23番地の16

0774-63-1131

Q-info 第200号 2024年8月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

第175回
株式会社KTN

お話を伺った方 専務取締役 松本 正仁  様
会社の所在地  〒604-8331 京都市中京区御供町283 KNGCビル2F
電話番号    TEL 075-811-1200 FAX 075-811-1110
事業内容    印刷出版業 工事資機材レンタル業
Home Page  http://kyotei-n.co.jp/

専門紙ならではの強みを活かして
  ~依頼があれば全国どこの競艇場のでも作れます~

 請求業務の効率化を図るため、一昨年、IT導入補助金を活用して『はんばいQ30』を導入してくださいました(株)KTN様をお訪ねしました。
 同社はボートレース(競艇)の専門紙を発行なさっているおられるのですが、競馬はもとより競輪、競艇など縁がない私にとって、何をお聞きしたらいいのかと少し戸惑いながら、松本専務様にいろいろとお話を伺いました。
 先代社長の創業期には競輪新聞を作っておられたそうですが、売上がイマイチ伸びなかったので、競艇新聞を作ったところそれが当たり、現在に至っておられるとのことでした。

まずは業界のお話から

 競艇場は全国で24ヵ所あり、競艇場外発売場(場外舟券売場)、いわゆるボートピア(ボートレースチケットショップ)は全国で82ヵ所あるのだそうです。
そしてそれぞれの競艇場向けの新聞が発行されています。
同社では全国すべての競艇場向けの新聞を発行しているわけではないのですが、ボートピアから依頼されればどこのでも作ることができるのだそうで、それも同社の大きな強みだそうです。
 競艇と言えば昔はガラが悪い、暗いというイメージがありましたが、近年はコマーシャルに有名芸能人を使い、「競艇」を「ボートレース」という名称に変えてイメージアップを図った結果、地方競馬や競輪を抜いて競艇人口は増えているとのこと。千鳥の大悟さんが言った『4カドの峰は峰なんよ!』というセリフは名言となっているそうです。

どれだけ伸ばせるかが今後の課題

 競艇の人気が上がってきているとは言えファンにはまだまだ年配の人が多く、新聞の需要が減っていることも踏まえ将来的なことを考えて新たな事業にも進出されました。
 道路工事現場の矢印掲示板やカラーコーンなどの工事用資機材のレンタル事業を始められました。
工事業の関連企業があることや、オンデマンド印刷機の導入で現場人員の手が空いてきたので増員することなく新事業に取りかかれる、ということで今後更にその事業を伸ばしていきたいとおっしゃっています。
 業界の行く末を見据えて果敢に新事業に挑戦なさっている同社の発展を期待しております。

(米田)