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[Q-info207]株式会社 礒村【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

第182回 株式会社 礒村

お話を伺った方 代表取締役 礒村 哲朗 様
会社の所在地  〒600-8158 京都市下京区不明門通七条上ル二丁目卓屋町68
電話番号    TEL 075-371-0579 FAX 075-343-1030
メールアドレス isomura1905@gmail.com
事業内容    錺金具・鋳造品・漆塗・京佛壇・京佛具製造

伝統技術の継承が使命
    ~錺(かざり)金具の技術力を伝えていきたい~

 PCエスコートサービスを提供させていただいている(株)礒村の礒村社長を訪ね、同社の2階、たくさんのお仏壇に囲まれながら、1億円以上する高価なお仏壇の前でお話を伺いました。
 同社は明治から戦前にかけて、日本中の神社仏閣などの錺(かざり)金具の製作を引き受け、日本一の錺金具の業者と言われて、今年ちょうど創業120年を迎えられました。

建築装飾の世界で重要文化財の保護を

 初代は枚方から出てきて京都の屋形錺屋のところに丁稚奉公し、明治38年(1905年)
28歳で錺職人として独立されました。そして京都府から東本願寺勅使門の金物の製作を依頼されたり神社庁お抱えの指名業者になったりで、日本中の錺金具を作っていたそうです。
 そして昭和に入ると伊勢神宮の式年遷宮の錺金具や明治神宮などをはじめ、社寺だけではなく大阪城天守閣や南座、それにホテルの飾り物など公館・劇場などの現代建築に錺の美を調和させることを試みてこられました。そして錺金具の技術を活かした仏壇製作にも力を入れ、仏具中心の営業活動も活発にされてきました。
社寺の多い京都で社寺の建物の内外をかざる金具を制作することで錺の技術も向上し、重要文化財の保護に大きく貢献してこられました。

日本の文化

 120年の歴史を誇る同社ですが、ここ4~5年、大変厳しくなってきたとおっしゃいます。まずはコロナで痛手を受け、ウクライナ戦争やチャットGPTなど世界情勢も技術革新も大きく変化し、まさに大変革の時代が到来したように感じているとおっしゃいます。
核家族化や家族葬の流行など、仏壇・仏具を取り巻く情勢にも変化が訪れ、仏壇があまり売れなくなってきた。錺金物の受注だけでは苦しいと思っていた矢先、インバウンド需要が出てきた。外国人が数十万円から数百万円もする仏具を買っていったりするのだそうです。
 外国人に日本の文化を見直されているようにも思いますが、同社にしか出来ない技術を是非とも継承していっていただき、これからも日本文化の継承と発展に寄与していただきたいと思っております。

(米田)