Q-info 第193号 2024年1月発行 【“一丁噛”が行く!】
第178回:SMS認証
SMSとはショートメッセージ(Short Message Service)のことで、携帯電話同士で電話番号を宛先にしてメッセージをやり取りするサービスのことです。相手のメールアドレスが分からなくても携帯電話番号を知っていれば簡単な短いメッセージをやりとりできることから、以前から使われているメール交換の手法です。
最近はこのSMSを利用した認証が盛んに行われるようになってきました。SMS認証と言われるもので、携帯電話宛てに4桁や6桁のショートコード(ワンタイムパスワード)が送られてきて、そのコードを入力してアプリやシステムにログインする仕組みのことを指します。
一般的にセキュリティを保ってログインしてもらう方法として、IDとパスワードの入力を求めることが多いのですが、この方法だとIDやパスワードを他人に知られてしまうと簡単になりすましされてしまいます。そこで、それだけではなくもう一段階チェックする関門を設けます。
それを二段階認証というのですが、その二段階認証にSMSによる認証が多く使われるようになってきました。
携帯電話はほとんどの人が所有しており、特に追加のハードを必要としない、本人以外がその人の携帯を所持していることは少ない、携帯電話に認証コードが送られてくるので第三者にパスワードが知られることはない、というようなメリットがありSMS認証が多く使われるようになってきました。
IT導入補助金においても今年からログイン時にSMS認証を求めるようになってきており、これからもいろいろなシーンでSMS認証が使われることになっていくのかも知れませんね。
(一丁噛)