Q-info 第189号 2023年9月発行 【“一丁噛”が行く!】
第175回:延着証明書
電車やバスが遅れた場合、最寄り駅で延着証明書をもらい、会社に提出して遅刻扱いを免れた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。私も20歳代のサラリーマン時代、京都から大阪まで電車通勤していましたので、何度か延着証明をもらったことがあります。
電車が遅れたので少しでも早く会社に行かなければならないと思うのに、延着証明をもらうために駅で長蛇の列に並ぶのはどうなんやろ?と思ったこともありました。法的には遅刻は不就業時間となりますので給料から控除されても文句を言えないところですが、延着証明を出したら遅刻扱いにしないというのは会社や学校側の自主的判断なんですね。
この延着証明書、Webで発行する鉄道会社等が増えてきています。JRや大手私鉄では以前からWebを使った遅延証明書の発行をスタートしていますが、最近では紙の証明書の発行を取りやめてWebに統一する動きが加速しています。関西でも近鉄や阪急が昨年12月から紙の延着証明の発行を取りやめたそうです。
かなり以前からいろいろなペーパーレス化が叫ばれてきましたが、最近はあらゆるシーンでのペーパーレス化が進んできているのですね。
当社が利用をお勧めしているIT導入補助金も、申請はすべてWeb上で行い紙は一切使いません。印鑑の廃止傾向が強くなってきているのもペーパーレスの表れですね。と言いながら、いま机の上を眺めてみると、書類の山が!!
まずは身の回りをチェックしてみて、少しでも紙を減らすように努めることが大切ですね。
(一丁噛)