Q-info 第171号 2022年3月発行 【IT雑情報】
【USB3.0は素早く差し込むべし】
USBメモリなどでお馴染みのUSB端子。USBの規格に2.0や3.0、3.1などがあるのをご存じの方も多いと思います。
わかりやすい違いを申し上げますと通信速度の速さです。規格上では3.0は2.0に比べて約10倍速いです。USBメモリとPCどちらもUSB3.0以上であれば、データの移動・コピーが2.0に比べて速くなるということです。
「使ってるけどそんな速くなった気がしないなー」という方、もしかしたら接続の仕方に問題があるかもしれません。
実はUSB3.0は接続する時に、素早く差し込む必要があるのです!
・・・なんじゃそら!という感じですが、理由を知ると納得です。
USB3.0は2.0と互換性を保つため、USB 2.0接続部の奥に3.0規格の接続端子を追加した形状となります。
接続部分内の接続端子は下図の様になっています。
先端部分はUSB2.0用の端子、奥側が3.0用の端子になっています。
ゆっくり挿した場合、奥のUSB3.0端子を認識する前に、接続先のPCは浅く挿し込まれた先端のUSB 2.0互換端子部分で接続機器を認識してしまい、USB2.0規格の機器として動作してしまうのです。
ですからUSB3.0の速度が出ないのです。3.0の端子を認識してもらうために、素早く奥までしっかり差し込みましょう!