Q-info 第171号 2022年3月発行 【“一丁噛”が行く!】
第157回:2021年度IT導入補助金結果報告
2021年度のIT導入補助金の最終交付決定が1/26に発表され、今年度のIT補助金のシーズンは終わりました。
今年度から申請件数と交付決定件数が発表されることとなり、今まで何%くらい採択されるんやろう?と思っていましたが、その実態が明らかになりました。今年度は通常のA,B類型に加えて、コロナ対策類型として複数プロセスを非対面で運用できることを前提としたC類型や、テレワークを視野に入れたクラウド環境で運用できるものを対象としたD類型が加わり、5/14の1次締切から12/22の5次締切まで5回の締切毎に交付決定がなされました。類型毎や締切毎の申請数、交付決定数は以下のページに掲載されています。
https://www.it-hojo.jp/applicant/grant_decision.html
類型別では補助額と補助率が高かったC類型での申請数が多く、申請数はそんなに多くはなかったものの採択率が高かったのはD類型でした。また、1次締切から5次締切までを見てみると採択率に大きな差はなく、一般的に早く申請した方が採択率が高いと言いますが、そういったことは裏付けられませんでした。
当社での成績はどうだったかと言いますと、申請数に対する採択率は全体で61.9%でした。全国平均の59.2%よりは少しいいという程度で大差はありませんでした。
一方で、採択社数で見てみると、申請された会社が16社で採択された会社が13社、実に81.3%という高い結果を残しました。
これは、最初に不採択であっても、次回、その次と何度かリベンジされて、なんとか交付決定にこぎ着けたところが5社あったことが会社数で見る採択率の高さになりました。やはりあきらめずにチャレンジすることが大切なんですね。
(一丁噛)