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Q-info 第170号 2022年2月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

読者訪問 第145回

お伺いした会社 協和精工株式会社
お話を伺った方 専務取締役 山下 正起 さん
会社の所在地  〒612-8496 京都市伏見区久我西出町8番地8
連絡先など   TEL 075-924-5300  FAX 075-924-5302
事業内容    金属加工業(精密機械部品製造)
ホームページ  http://www.kyouwa-seiko.com

 今回は2017年2月号でご登場いただいた協和精工(株)をお訪ねしました。前回は社長にお話を伺ったのですが、今回はご子息である専務にお話を伺いました。

 同社では生産管理システム『Assist』を2013年に導入していただきました。
(公財)京都産業21が毎年開いている【ビジネス交流フェア】に同社も出展なさっていて、たまたま弊社のブースの斜め向かいだったことからコンタクトが始まりました。同社の山下社長も中小企業家同友会の会員ということもあって話が進みました。
もともと使っておられたシステムに少し不満を持っておられたこともあって、(株)デジック製の『Assist』に興味を示され、とりあえず見積作成からやろうということでスタートしました。

 生産管理システムは当社では販売管理システム『はんばいQ』をベースにした簡易型の生産管理システム『はんばいQ-s』を提供していますが、本格的な生産管理システムとして㈱デジックが製造業としてノウハウをつぎ込んで開発した『Assist』を取り扱っており、ゆくゆくは本格的な生産管理までやりたいとのことでしたので、『Assist』を導入していただきました。
 最初の頃は作業表を出す程度にしか使っておられませんでしたが、生産性向上を目指してもっとしっかりと使おうということで業務の見直し~システムの活用に取り組まれ、年々『Assist』の機能強化を図ってこられました。

あらゆる業務を洗い出してそのやり方が正しいかを検証し、目標時間とかかった時間を精査して工程の時間管理ができるようになり、その結果、数字でものが言えるようになったとおっしゃいます。
感覚じゃなくて数値化して具体的な目標設定をする。それらを通じて生産性が向上してきたそうです。

 外部のコンサルの方からも高評価してもらっているとのことで、「見積から工程、出荷、請求まで一元管理が出来、今どうなっているかが社内で共有できる。いろいろなシーンが見える化できたことによって属人的になっていた業務課題を解決することが出来た」とおっしゃっており、『Assist』を導入して良かったと高く評価して下さいました。

 毎年のように仕様変更、機能強化を図り、今では『Assist』をフルスペックで使いこなせるようになったとおっしゃっており、まさに“小さく産んで大きく育てる”というシステムの理想的な構築を実践してこられました。

 製造業でありながら社員の半数くらいが女性で、工務、外注、出荷などの後工程をしっかりと管理なさっておられるとのこと。
これからの時代、女性パワーの活用も大いに見習いたいと思いながら、ますますのご発展を祈念して帰路につきました。

(米田)