Q-info 第168号 2021年12月発行 【“一丁噛”が行く!】
第156回:インボイス
インボイス制度については、先月の【Sysport announce】でその概要をお伝えしました。
【Sysport announce】はこちらに格納しておりますので、お手元になければこちらをご覧下さい。
過日、弊社のあるお客様とお話をしていたとき、「インボイスへの対応は如何ですか?」とお聞きしたら、『輸出入をしていないのでうちは関係ないわ』とおっしゃいました。
そのような勘違いも多いようですね。インボイスというと、輸出入取引の際にやりとりする請求書を想像しがちですが、今話題になっているインボイスとは、2023年10月1日(令和5年)から始まる「適格請求書等保存方式」に則った請求書のことを指します。
2023年10月1日以降、適格請求書発行事業者として登録されて付与された登録番号が記載されている請求書をもらわないと、消費税の仕入税額控除が出来なくなるのです。つまり、登録番号が記載されていない請求書しか発行できない業者から仕入れると、その仕入にかかる消費税は税額控除できなくなるので、登録事業者以外は市場から閉め出される可能性があるのです。
また、登録事業者は適格請求書として認められる要件を満たした請求書の発行をしなければならなくなります。
いずれにしても、中小企業にとってはやっかいなことになるのは間違いないのです。
ちなみに、『はんばいQ30』は、その適格請求書が発行できるようになっており、インボイス対応の販売管理システムです。
(一丁噛)