Q-info 第136号 2019年4月発行 【一丁噛が行く!】
第126回:IT補助金
2018年度のIT導入補助金は、その補助金の交付も終わり一段落しました。前年の5倍 500億円の予算でスタートしたものの補助額の上限が50万円ということで低調なスタートとなりましたが、申請したらほとんど通るということで、最終的には駆け込み申請も多く6万社あまりに交付されたようです。それでも、500億円の予算を補助上限額50万円で割ると10万社となりますからかなり使い残したことになります。ハードルがかなり低かったせいで、当社をはじめほとんどの業者が100%採択を手にしました。一昨年、2017年度が上限100万円で補助率2/3 当社での採択率55%、昨年が上限50万円で補助率1/2 採択率100%。
さて今年はどうなるのかなと思っていたら、なんと、今年は上限が450万円、補助率1/2になるようです。しかも予算が昨年の1/5、100億と言われていますので受給出来る企業の数は2,200~5,000社程度になるのではないかと思います。
今年のIT補助金は、
- 比較的高額なシステム導入を考えている企業にとっては有り難い
- 昨年対象となっていたHP制作は対象とならず小規模事業者持続化補助金で対応することとなる
- かなり狭き門となることが予想されるのでしっかりした事業計画などが必要と思われる
- 採択企業数が少なくなりそうなので1次公募だけで終わってしまう可能性もある、
ということが言えるのではないかと思います。ですので、早めの準備が必要かと。とはいうものの、まだ募集要領も分からないので手の打ちようがありませんが。(3月下旬~4月上旬には発表されると思います)
毎年コロコロ変わる制度は果たして良い施策と言えるのかと疑問に感じるところもありますが、いずれにしても3月後半頃から募集が始まると言われている「小規模事業者持続化補助金」をはじめ、5月頃からはIT補助金の公募が始まります。
ということで、今年もいよいよ補助金シーズンが始まりそうです。
(一丁噛)