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Q-info 第128号 2018年8月発行 【ネコの穴】

カテゴリー[コラム/Qinfo, ネコの穴(ITアドバイザー養成所)]

テーマ:ブルックスの法則

 ソフトウェア開発は、会社(社風)や案件、現場によってルールも内容もそれぞれ変わります。
面白いことに数多ある開発にはちゃんと?法則が存在します! 今回は「ブルックスの法則」をご紹介しますね♪

これは、IBMのOS/360(メインフレームOS)の開発者であるフレデリック・ブルックスが『人月の神話』の中で提唱したプロジェクトマネジメントに関する法則です。

 「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」

プロジェクトの進行が遅れている時に、要員を追加投入しても、追加を受けた人(困っている人)の作業パフォーマンスよりもコミュニケーションにかかる時間コストが上回ってしまい、更に遅延するというものです。

ドキュメント作成を怠っていたり、引き継ぎ資料が無かったりすると、打合せや仕様確認にかなりの時間が取られてしまいます。
ソフトウェア開発のようなデザイン作業において、追加投入された要員は、プロジェクトに対する基本的なコンセプトや方法、

既に進行している作業に対する教育などなされて初めてプロジェクトに貢献できるからです。
因みに「プロジェクト進行は要員数が少ないほどバグが少ない」こともよく言われます。

これは、少人数の方がバグの発生率が低いというよりも、人数が増加するほどバグが多くなるということを意味します。
小さなコミュニケーションの食い違いがソフトウェア障害に繋がるという典型的なお話です。

 私達シスポートは、少数精鋭です。「人数が少ない=規模が小さい=大きい仕事が出来ない」と思われがち?なのですが、少数精鋭を活かした開発スピードと品質で勝負しています(^^)

 今回ご紹介した法則は、お気づきの方もおられると思いますが決してソフトウェア開発だけに当てはまるものではありませんよね。

社内の情報共有を改めて考えて戴く機会になればと思います!

(壱Q)