Q-info 第117号 2017年09月発行 【一丁噛】
一丁噛が行く! 第110回:RGBとCMYK
色を表すのにRGBとCMYKがあるのをご存じですか。
RGBは光の三原色で、R(赤Red)G(緑Green)B(青Blue)を表しています。
これらは混ぜれば混ぜるほど明るくなり白に近づいていきます。これを「加法混色」と
いいます。ブラウン管・液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイなど、コンピュータや
テレビの映像表示に使われています。
CMYは色の三原色で、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)を表しています。
これらは混ぜれば混ぜるほど色が暗くなり黒に近づいていきます。
これを「減法混色」といいます。混ぜれば混ぜるほど黒に近づくといいましたが、
実際には濁った濃い灰色になっていくので、印刷するときには真っ黒を表すために
ブラック(K)を加えたCMYKを使います。
これをプロセスカラーと呼んでプリンターなどのカラー印刷に使われます。
このブラック、なぜBではなくKなんでしょうか。実はクロのKなんです。
というのは真っ赤なウソ、いや、真っクロなウソ
BはBlueやBrownと紛らわしいのでBlackの末尾のKを使うという俗説もありますが
これも誤り。
本当はKey Plate(キー・プレート)のKで、それは画像の輪郭など細部を
表現するために用いられた印刷板のことだそうです。
(一丁噛)