導入事例【業種特化の仕様で効率アップ】
今回は、呉服卸業向けに特化した販売管理システム『ごふくQ』をご活用いただいている誉田屋源兵衛株式会社様にお話を伺います。
2023年には創業なんと285周年を迎えられる、京都の中でも有数の老舗である誉田屋源兵衛株式会社様。
独特な風習がある呉服業界で、どのように『ごふくQ』を使って頂いているのか伺いました。
まず誉田屋源兵衛株式会社様の業務内容と、現在の業界について簡単にお聞かせいただけますか?
弊社は創業から織物、帯、着物を製造しており、今年で創業284年を迎えております。
昔に比べると着物は幅広く需要のあるものではなくなりつつありますが、その反面お求めになられる方は「より良いものを」という思考に変わってきているようで、近年は特に二極化しているように感じます。
また、海外ではディスプレイとしてのお求めや、国内でも慶び事の席での飾りとして需要も高まっています。
創業200年以上は圧倒されますね。
そんな伝統を守るために何か力を入れていることはありますか?
「毎年新作を作る」ということには力を注いでおります。
現在も来年迎える285周年を記念する作品を作るべく、何人もの職人を集め、10代目がアートディレクターとして素材や柄など何から何まで、一から構想しております。
弊社の商品の中には構想10年以上かかっているものもあり、柄の意味一つをとっても、細部までこだわって時間を掛け製作を行なっています。
そんな歴史ある貴社が弊社の『ごふくQ』をお使いいただいてるというのは非常に光栄です。
導入を決めてくださったのはどのようなキッカケだったのでしょうか。
今まで使っていたシステムの調子が悪くなっていたので、なにか新しいシステムをと考えていたときに、比較的リーズナブルにカスタマイズしていただける『ごふくQ』というものがあると人づてにお伺いしまして、お願いようという事になりました。
お話を頂いてから導入までに少しイレギュラーが起こりましたよね(笑)。
そうなんです。
「こんなスケジュールで入れ替えを始めていきましょう」というお話を進めている中で、急遽システムの入れ替えを早めないといけない事態が起こってしまいまして…。
どうしようと思っていたのですが、ものすごいスピード感で予定よりもかなり前倒しでシステムの用意をしてくださったので、本当に感謝しています。
あと少しでも遅れていたらと思うとゾッとしますね。
我々としてもなんとか間に合ってホッとしています。
事情が事情ではあったかと思いますが、今まで使っていたシステムを一新されることに対して不安などはございませんでしたか?
業界的にかなり独特な慣習があるので、どこまで対応していただけるのかというのは考えておりました。
ですが『ごふくQ』にはある程度の項目が標準機能として備わっていましたし、導入まで何度も打ち合わせを行なってくださり、希望に沿ったカスタマイズをして頂いたので、大変満足しています。
『ごふくQ』を使い始められて1ヶ月ほど経ちましたが、
実際運用されてみていかがでしょうか?
これまでは一つのデータを比較しようと思うと、色んなデータを引き出して、こちらで整理しながら見比べないと思うようにできなかったんです。
ですが今は一つの画面で簡単にデータを比較することができますし、加えて金額に関する管理も容易にできるようになりました。
アナログな作業になってしまっていた部分が改善され、明らかに作業時間が短縮されているのを日々感じていますね。
以前のシステムからデータの引き継ぎをしっかり行なっておりますので、今まで比較がしにくかったものも振り返って比較できるようになっています。
振り返りといえば、データの検索方法が充実しているのにも驚きました。
以前は見たいデータを検索するために必要な番号を調べて、それに対応する伝票を調べて…というような手順が多くて大変だったんです。
『ごふくQ』は検索項目が豊富に用意されており、必要に応じて幅広く検索したり、ピンポイントに検索することが出来るので、非常に助かっております。
探すという手間が改善されるだけで一気に効率も上がりますので、どんどん使いこなしていただけると弊社としても嬉しいですね。
何か現時点で『ごふくQ』に対するご要望などはございますか?
まだ使い始めて1ヶ月ほどなので、現時点では十分満足しております。
今後使っていくうちに、ここはこうしたいという希望が出てくるかもしれないですが、シスポートさんの対応スピードは信頼できるということを導入時に実感しておりますので、安心してご相談させていただきます。
追加のご要望があった際は、うまく使って頂いているんだなと思いながら迅速に対応させていただきますね(笑)。
日本の文化を守り抜いてきた誉田屋源兵衛様の285周年、どんな物が出来上がるのか、非常に楽しみにしております。本日はありがとうございました。