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Q-info 第73号 2014年01月発行 犬も歩けばサポート日記

カテゴリー[コラム/Qinfo, サポート日記]

犬も歩けばサポート日記シーズン2

シスポートのシステムはいろいろな業種・業態でお使いいただ
いております。こんな業種でこんな使い方をされているといっ
た事例をご紹介し、参考にしていただきたく思っております。

猫山:部長~、ぼちぼち出掛けますよ~。
部長:なんだ、その軽いノリは。だいたい君がそんな調子の時は危険なんだよなー。
猫山:何をおっしゃいますやら。早く出発しないと○○フットさんに怒られますよ。

部長:ところで“フット”というからには足に関係があるのかね?
猫山:へっへっへ。部長もなかなかお茶目ですねー。今日お伺いする○○フットさん
   は足は足でも足場を組むサービスをされている会社なのです。
部長:そ、そうか。そりゃ新機軸だな。しかしだよ、仕事が終わったら請求という分
   かりやすい仕事じゃないのかね?
猫山:その程度では天才SE・猫山の出る幕はございません。足場を組む以上、終わ
   ったら解体しなければなりません。この業界では契約金額を工期の最初と最後
   に請求するというスタイルがあり、それを「架け払し」(かけばらし)と呼ん
   でいます。
部長:うむ読めたぞ。最初、つまり架けた時に60%、最後、つまり払した時に40
   %とか請求するんだな?
猫山:へっへっへ。まだまだですねー。確かに請求はそうなんですが、支払にも比率
   が関係してくるんですよ。
部長:なんだ、○○フットさんに施工部隊がいるんじゃないのか?
猫山:もちろんおられます。しかし繁忙期や大きな工事になると手が回らなくなるの
   で、手伝ってくれる職人集団が何組かありましてこの人たちとも比率を取り決
   めています。よって請求は50:50だが、支払は100:0なんてこともあ
   る訳です。
部長:しっかり管理しておかないとゴチャゴチャになりそうだな。

猫山:という訳でして私の頭脳の出番とな
   るのです。まず物件台帳と呼ばれる
   マスタがあり、見積書データから引
   用できるようになっています。その
   内訳として契約内容を明細として入
   力しておきます。売上と仕入はその
   明細を呼び出して計上するので、お
   のずから物件台帳を見れば収支もわ
   かるし、請求と支払の状況もわかる
   ようになっています。
部長:なるほど! 原価管理もできるシス
   テムにしてあるんだ!
猫山:素晴らしいでしょ。他に事務処理の
   苦手な職人さん向けに今月はこうい
   う内容で請求してね、という請求依
   頼書が発行できたり、自社も含めた
   施工部隊別の金額や棟数、平米数の
   集計資料も用意して統計データも見
   えるようになっています。
   また過去の物件の検索や、シートな
   どを販売したり1日いくらでレンタ
   ルする場合にも対応できるようにし
   てあって大変便利にお使いいただい
   ていると思います。
部長:ほほー、少し見直したぞ。猫山君!
猫山:○○フット様では 1.安全性 
   2.効率性 3.専門性 に重点を
   置いて業務を進めておられます。
   そのお手伝いができて私も大変嬉し
   いです。

部長:ん、待てよ。毎日君が帰った後、西松が遅くまで残って動作確認していたの
   はこちらのシステムじゃなかったのか?
猫山:やば…。
部長:そうだ、名案が浮かんだぞ! 君の給料も架け払しでいこう。納品で50、
   完了で50だ。だいたい君の場合はいつも人任せだから納品してからやたら
   とミスが発覚するんだ!
猫山:おお… ま、せいぜい“足”がつかないようにやるとしましょう…。