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Q-info 第202号 2024年10月発行 【読者訪問】

カテゴリー[コラム/Qinfo, 読者訪問]

読者訪問 第177回
関西紙料株式会社

お話を伺った方 取締役会長 澤田 修一  様
会社の所在地  〒601-8012 京都市南区東九条南岩本町一番地
電話番号    TEL 075-671-2395 FAX 075-671-2397
事業内容    古紙リサイクル業
HP      https://www.kansaishiryo.com/

世の中の役に立つ会社を目指して
    ~地域とともに京都の環境保護活動を担います~

 “Replyシート”の返信で「これからも送って欲しい」とのご意向をいただいていましたので、Q-infoについてのご意見やご感想を伺いにお邪魔しました。
 『Excelワンポイントテクニック』がけっこう役に立っており、また、IT雑情報もいろいろ知らないことを教えていただけるのでありがたいとおっしゃって下さいました。こういった声を生で聞かせていただくと大変励みになりこれからも頑張って紙面作りをしていこうと思います。

京都で創業し77年が経ちました

 同社は澤田会長のお父様が終戦直後の昭和22年に創業されました。富山のご出身で先達を頼って京都に出て古紙問屋で丁稚奉公されたのち、戦後独立開業されました。奉公先の会社は印刷業などから出る裁落を集荷されていましたが、当社は一般家庭から出る古段ボール等を回収するようになり、高度成長時代には紙の量がどんどん増えるに伴い会社も発展してきました。歴史をお伺いして古紙回収がけっこう古くから行われてきたことを知りました。

 そう言えば昔、新聞紙と折り込みチラシを分けて出していましたが今は分ける必要がないそうです。分別しなければならないのは、「段ボール」「新聞・チラシ」「雑誌・雑紙」です。段ボールは段ボールに、新聞・チラシはまた新聞に、雑紙はボール紙等に再生されるのだそうです。
 近年はペーパーレス化が進み回収する紙の量が減ってきているとおっしゃいます。
日本全体の古紙回収量は2007年をピークに2023年には26%も減少したそうです。
言われてみれば新聞の折り込みチラシも減ってきているように思いますし、第一、新聞購読者数も減ってきていますのでなかなか厳しい業界なんですね。

機密文書の処理もお任せ下さい

 9年前にご子息に社長をバトンタッチされ、現在は会長として社業の他にも地域ボランティアなどに精を出しておられるそうです。
 回収する紙の量は減ってきていますが、機密書類の処分ニーズは増えてきているとのこと。ホームページで簡単に見積シミュレーションできるのでチェックしてみて下さいとのことでした。
 環境に貢献する仕事ですので、これからも継続的に地域のために、地球のために取り組んでいっていただけることを期待しております。                           

(米田)