Q-info 第201号 2024年9月発行 【”一丁噛”が行く!】
第186回:パリ・オリンピック
7月26日から8月11日まで17日間にわたりパリオリンピックが開催されました。お気に入りの競技観戦のために寝不足になった方も多かったではないでしょうか。
日本は金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個をとり、金メダル数、メダル総数ともに、海外で開催されたオリンピックでのメダル獲得数は最多となりました。
セーヌ川の水質汚濁や不可解な判定など、課題はいろいろあったようですが、特に今回のオリンピックではIT技術が競技の中継や運営に革新をもたらし、今までにない映像が目を引きました。
まず、8K解像度の超高精細映像が導入されました。特に体操競技では選手の動きや表情が極めて鮮明に映し出され、臨場感溢れる画面を楽しむことができました。
とのことですが、8Kのテレビがないとダメですよね(^^;
また、5G通信技術により、リアルタイムで遅延の少ない映像配信が可能となり、複数のカメラアングルやインタラクティブなコンテンツの提供が実現しました。
ドローンカメラも多く活用され、通常の固定カメラでは捉えられない視点からの映像が提供され、臨場感あふれる競技を楽しむことができました。
さらに、ARやVR技術を活用することで視聴者は仮想空間で競技を体験し、試合中のデータ解析や統計情報がリアルタイムで表示されるなど、新しい観戦スタイルを体験できるようになったそうです。
そしてまた、水泳競技では、水中カメラが使われ、泳ぎのテクニックや競技の瞬間を水中から観察するとともに、AIによる映像解析が導入されて泳ぎのフォームやタイムの解析がリアルタイムで行われたそうです。
ということで、私は実際にすべて体感していませんが、着実にITが新たな体験や体感を提供するようになってきたようで、これからのスポーツ中継も新たな楽しみが増えそうです。
(一丁噛)