Q-info 第194号 2024年2月発行 【IT雑情報】
【電子帳簿マネージャー】
電子帳簿保存法が今年の1月から施行されましたね。
どうしようかと思っておられる方もまだ多いのかも知れませんが、簡単に言うと、【電子データで受け取ったものは電子データで保存する】というのが原則です。
そしてそれに際して、保存する電子データのファイル名に「取引年月日その他の日付」「取引金額」「取引先」を付けて保存しないといけないというのが要件となっています。
このファイル名の付け方が問題なんですね。
ファイル名を付ける人によってそれぞれの順番が違っていたり、書き方が違ったり(株式会社と(株)が混在したり)、結局統一感がなくなってしまうのが問題です。
問題というのは、統一されていないとうまく検索できなくなるからです。
そこでそんな問題を解決し業務を軽減できるのが、今回ご紹介するBUFFALO製の『電子帳簿マネージャー』です。(無料ダウンロード可)
『電子帳簿マネージャー』とはなんぞや。ということですが簡単にご説明すると、作成した専用のフォルダにひたすら電子取引のファイルを格納していけば名前の編集や保存が楽にできるソフトといったところでしょうか。
インターネットで『電子帳簿マネージャー』と検索いただくと、BUFFALOさんのサイトでダウンロードが可能です。
無料でマニュアルも備えられておりますので実際に試していただくのが一番早いかと思うのですが、簡単にどのようになるかをご説明致します。
予め「名前変更前」と「名前変更後」のデータを格納するフォルダーを作っておき、まず、電子取引にあたるファイルをひたすら放り込んでいきます。【画像①】
そして次に「名前変更前」フォルダーに格納したデータを呼び出します。そのとき、そのファイルの中身を見ながらファイル名を変更できるのがミソです。【画像②】
名前の変更にあたっては、取引先名などを登録しておいて、入力する人によって異ならないようにすることが出来ます。【画像③】
ファイル名を変更したデータを「名前変更後」フォルダー(保存用フォルダー)に格納しておけばそれで完了です。【画像④】
保存するデータのファイル名の整理に、便利に活用出来る無料のBUFFALO製の『電子等簿マネージャー』、一度試してみては如何ですか。