Q-info 第188号 2023年8月発行 【スタッフのつぶやき】
「日本語が上手」という言葉の意味、お分かりでしょうか。
失礼な!と思われたり、何を訳の分からないことを、と感じられたりするかもしれませんが、この言葉の意味、意外と侮れないのです。
日常的に日本語を使う私たちが聞けば、これはそのまま「日本語を不自由なく書いたり話したりできる」という意味になります。
ただ、日本語が母語ではない、日本語を勉強中の人たちの間では、逆に「日本語がそれほど上手ではない」という意味で使われることがあるそうです。
そんなことになっている原因は、彼らの経験にあります。つまり、本当に日本語が上手な人は「日本語が上手ですね」とわざわざ言われることはなく、話せているけど、意味も分かるけどもう一歩だな、という人にこそ、この「日本語が上手」という言葉が投げかけられるから、ということです。
(「日本に来て何年ですか?」と聞かれ始めると、本当に上手になったと実感するそうです)
常識だと思っている言葉の意味も、ところや立場が違えば変わってきてしまいます。
はんばいQにお客様向けのカスタマイズを行うときにも、自分の常識に囚われることなく、本当にお客様が必要なことをきちんと確認したいと思います。
(システム開発部 浅井 康太)