Q-info 第120号 2017年12月発行 【一丁噛】
“一丁噛”が行く! 第113回:コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンスとは、インターネットの百科事典「ウィキペディア」には
『企業の不正行為の防止と競争力・収益力の向上を総合的にとらえ、長期的な
企業価値の増大に向けた企業経営の仕組み。日本語では企業統治とも訳される』と書いてあります。
東芝の不正会計、神戸製鋼の検査データ改ざん、日産自動車の無資格検査など、
日本を代表する大企業で次々と発覚した不正行為。電通の過酷労働で自殺者が
出たことも記憶に新しいところです。
次々と出てくる不祥事、皆さんはどう思われましたか?
上のコーポレートガバナンスの定義、しっかりとそれら企業の経営者に
読ませてやりたい気持ちになります。
私たち中小企業はとかく3K(きつい・汚い・危険)だと言われたり、
ブラックだと言われたりしていますが、まじめにコツコツとあまり横着なこともせず、
誠実に真摯に取り組んでいる中小企業も多いのです。
しかし、新卒学生は大企業ばっかり目指していて、中小企業にはろくに目も
向けてくれません。
大企業が悪いとは決して言いませんが、中小企業も頑張っているところが
少なくないということ、そして、コーポレートガバナンスについてもちゃんと
考えているところも多いということを知って欲しいと思いますね。
企業規模の大きさやネームバリューで判断するのではなく、その企業の
経営姿勢で判断する目を若い人には持ってもらいたいと思っています。
(一丁噛)