Q-info 第105号 2016年09月発行 【一丁噛】
“一丁噛”が行く! 第98回:ホンコンシャツ
皆さん、猛暑の夏、如何お過ごしになりましたか? クールビズで快適に・・・・でしたか?
このクールビズ、今や完全に定着しましたが、ちょっと調べてみました。 ネットの
百科事典ウィキペディアにはこう書かれています。
「小泉内閣にて環境大臣に就任した小池百合子(現東京都知事)が、2005年、内閣総理大臣の
小泉純一郎から、『夏場の軽装による冷房の節約』をキャッチフレーズにしたらどうかと
アドバイスされ、環境省の主導のもと、ネクタイや上着をなるべく着用せず
(いわゆる「ノーネクタイ・ノージャケット」キャンペーン)、夏季に摂氏28度以上の室温に
対応できる軽装の服装を着用するように呼びかけた。
「クール・ビズ」(COOL BIZ)という表現は、2005年4月に行われた環境省の一般公募に
よって選ばれたものである。」(一部割愛修正)
つまり、『室温を28度以上にして、上着を着ずにノーネクタイでビジネスしよう』と
いうことですね。皆さん如何ですか? 室温、28度ですか? 今やノーネクタイだけは
普及しましたが、室温を28度以上にしているところは少ないんじゃないでしょうか。
東北の震災直後は電力消費を抑えるということでみんな28度を守りましたがそれが
今やどうですか。ホテルなどでは半袖のカッターシャツ1枚ではかなり寒く感じます。
のどもと過ぎれば・・・・ですかね。
1960年頃、帝人がテトロン素材を開発しました。その素材を使ってアイビー・ルック
「VAN」の生みの親、石津謙介氏が半袖のワイシャツを製作しました。ワイシャツが
長袖しかなかった時代に石津さんは半袖にして「ホンコンシャツ」というネーミングを
つけて販売したところ、それが大ヒットしたのでした。まさにクールビズの走りです。
袖のところにスリットを入れて、袖口をめくるスタイルが当時のビジネスマンの間で
流行りました。私が社会に出た1972年当時は車も電車もエアコンなど付いてなかった時代で
ホンコンシャツにネクタイというのがビジネスマンの標準的なスタイルでした。
現在はクールビズということでノーネクタイが当たり前になりました。ホテルでの
会合などで上着を着ているときはノーネクタイでもいいんですが、上着を着ないで
半袖カッターシャツにノーネクタイだと普段着(カジュアルウェア)とあまり変わらないし、
ビジネススタイルではないように思えてなりません。ですので、私は上着を着ないときは
当時のビジネスマンの格好、すなわちホンコンシャツにネクタイというスタイルが
いいのではないかと思っています。
(まわりからは『ネクタイしていると暑苦しい』と言われているのですが(^^;)
また、シスポートでは一昨年からスーパークールビズということでシスポートポロシャツを
作り、外回りをする人には少しで涼しく過ごせるようにしています。また、社内の
エアコン設定は28度にしていますので、ポロシャツやホンコンシャツで快適に
過ごすようにしています。